16.LAリターンズ22 「家にいる時間の多い年末年始、心和む映像を見直してみては?お薦めは『続E.T.』?」
「私の主観です」と断りながら、何度も書いてしまいますがLAで暮らしていた間に過ごしたクリスマス・イブは日本のお正月に雰囲気が似ていてとても神聖な気持ちで過ごしていました。当時の自宅のテレビはケーブルテレビでかなり多くのチャンネル数が楽しめました。映画もあればスポーツも料理番組などもありました。あるチャンネルはクリスマスイブの日には夜9時頃からクリスマスツリーを上から下までを静かにゆっくりと映しながらクリスマスソングを明け方までかけっぱなしのチャンネルがありました。そのチャンネルの映像は「人・人物」が出てくる事はなく、クリスマスの夜を静かに過ごすことを主眼としていて、ゆったりとした映像のバックにクラシカルな昔からあるクリスマスソングがかかっているというだけの至ってシンプルなものでした。それだけなのに、なんだかとても心が落ち着くのを感じました。
さてさて、このブログの095、096では、クリスマスから年末年始にかけて観て頂きたい作品を紹介してきましたが、今日は皆さんに「心がほっこりする作品を観直してみてはいかがでしょうか?」と思っております。
家にいることが多くなる今年の年末年始は、昔観ていて、いつか見直したいなぁと思っていた作品を観直すには最適のシーズンではないでしょうか?常日頃「そうだよ、あの作品、もう一度みたいんだよなぁ」と思っている作品がある方は、是非ともこの機会に過去に「時を戻して」感動したことのある作品を観直しているのもいいのではないでしょうか?
さて、今年(2020年)の10月に日本テレビの金曜ロードショーで「E.T.」が放送されました。これは視聴者からのリクエストにより放送されることになったようですが、家にいる時間の多い今だからこそ家族でじっくり観るにはとても良い作品がいい時期に放送されたなぁと思っています。
CouleurによるPixabayからの画像
※よろしければ以下の「映画と音楽の雑談ブログ」である「映画と音楽で心は歓喜しっぱなし」というブログにもお立ち寄り下さい。https://blog.t-takaoka.net
さてさて、そのオリジナル映画「E.T.」の37年後の世界を描いた映像(企業CM)があるんですよ。すでに2019年の11月末に発表されたものなので、もうご覧になっている方も多いと思います。「えっ?そんなのあるの?」という方の為に以下にYoutubeからの映像をご用意しました。 「去年、観たよ!」という方もよかったらもう一度ご覧になってみてください。
それでは、まだご覧になっていない方はじっくりとご覧になってください。
A Holiday Reunion – Xfinity 2019
皆さん、いかがでしたか?
この作品は「E.T.」を配給したユニバーサルピクチャーの現在の親会社であるCOMCAST社のTV・インターネットのビジネスを行っているXfinity社が自社の企業CMとして作ったものなんですねぇ。スピルバーグ監督が公認して「ロスト・イン・トランスレーション」の撮影監督のランス・アコードが監督しています。
スピルバーグ氏が監督している訳ではないですが、オリジナルのエッセンスがぎゅっと詰まっていて何だかとても心温まる映像に仕上がっていると思いませんか?私は涙してしまいました。
さてさてさて「いつかじっくりと観直してみたい作品」を自分なりに考えてみました。クリスマス映画限定で考えると「ホームアローン2」ですね。これはニューヨークのクリスマスの町の様子がとても美しく映しだされているのと、何んともまぁ全編に流れているジョン・ウィリアムズの映画音楽が最高に良いのです。私は映画鑑賞後、すぐさま「サウンドトラック」のCDを買ってしまいました。このサントラ音楽を鑑賞するだけでもクリスマス気分を味わえるので毎年この時期になるとひっぱり出してきて聞いています。この「ホームアローン2」ですが、実は大統領になる前のドナルド・トランプ氏がカメオ出演しているのをご存じでしたか?マコーレー・カルキン扮するケビン少年がマイアミに行く筈の家族旅行で一人間違えて違う飛行機に乗ってしまいニューヨークに着いてしまいます。そこでホテルに泊まるためにプラザホテルにやってきて擦れ違う男性に「ロビーはどこですか?」と尋ねるのですが、この尋ねられた男性を演じているのがトランプ氏なのです。Youtubeにそのシーンがあったので以下にご紹介しますね。やっぱり今より若いです、当たり前ですが・・。
そして、じっくりと観直したい作品のNO.1は31年前にアート系劇場公開作品として大ヒットになったイタリア映画の「ニュー・シネマ・パラダイス」ですね。この映画が日本で劇場公開された1989年の頃の日本はアート系と呼ばれる劇場が随所にあって世界の良質の作品が色々な劇場で楽しめる時代でした。当時、アート系の作品が「大ヒット」すると、今ではあまり聞かれなくなってしまったフレーズですが「ロングラン決定!!」いう宣伝文句の文字がデカデカと新聞広告などに出て訳もなくワクワクしていました。
この作品は私と同様にリアルタイムでご覧になったという方には、人生のどこかで今一度見直して頂きたいですし、「そんなタイトルは聞いたことがありません。」という若い方には是非とも観て頂きたい作品です。こちらも以下にYoutubeから映画の予告編をご用意しましたので、是非ご覧になってみてください。
映画「ニュー・シネマ・パラダイス完全オリジナル版」日本版劇場予告
いや~、自分でこのブログを書いておきながら、この予告編を観ていたらじーんときてしまい、一人で涙がちょちょぎれてしまいました。面目ない!
※よろしければ以下の「映画と音楽の雑談ブログ」である「映画と音楽で心は歓喜しっぱなし」というブログにもお立ち寄り下さい。https://blog.t-takaoka.net
つづく