一流人じゃなくても夢は叶えられる!

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ロサンゼルス駐在生活体験記:ジェイ先生の後日談 【再掲載 033】              

ジェイ先生の後日談 ①のつづき

「あなたが出来て、どうして私が出来ないのよ?待っているよりも始めてしまえばいいのよ! だから『ジェイ先生』でいいので!!進めて!!」と結構ヒステリー気味!他の自動車スクールを探せば、他にいくらでもあるのでしょうが、すぐに授業を受けたいとの家内の勢いに押し切らて、その翌日、私は重い気持ちで自動車スクールのオフィスに連絡を入れて「ジェイ先生の授業を受けたいので、パークラブレアまで迎えに来てほしい」と家の住所を伝えて、最初の授業を待つことにしました。

上はあくまでイメージ画像です。この作品はErika WittliebによるPixabayからの画像。

翌日(金曜日の午前中)には家内の授業が始まるというので私も挨拶をしておこうと思い、出社を少しだけ遅らせて、数ケ月ぶりに彼に会うことにしました。我々が暮すパーク・ラブレアのセキュリティの前に車を停めるスペースがあったので、そこで待ち合わせをしました。

ここでジェイ先生のその人柄に関しておさらいをしておきます。彼は身長155センチくらいの韓国人男性で、日本語が出来るので我々にはありがたい存在。顔はビートたけしさん似で、体は意外とスレンダー。話し方は劇団ひとりさんがやる中国人のキャラのようなしゃべり方。兎に角、ポーカーフェイスでなかなか笑わない。時間は正確。指示がルールに沿っており正確で適格である為、二の句が継げられない。だが言葉がストレートで強過ぎるので、こちらの胸にぐさぐさと突き刺さってくる。歯向かえない。授業になると優しさのかけらもない。授業が進むにつれ、こちらの心がづきづきと痛くなり始めて授業を受けたくなくなる。登校拒否を起こす生徒の気持ちが分かるようになる。

後日、家内に聞いてみると「いつも目が血走っていて恐い!」とのこと。

 時間になるとパーク・ラブレアの前まで教習車でやってきました。そして我々の前まで挨拶にきてくれました。

私の方に歩んできたジェイ先生は、握手をする為に右手を差し出してくれました。そして開口一番「はじめまして。今日からミセスタカオカの授業を担当しますジェイといいます。」と言ってきました。

「ジェイ先生、はじめましてじゃないですよ、私ですよ、高岡ですよ。」というと「おう」と驚いた様子で「おう、ミスタータカオカじゃないですか?ミセスタカオカはミスタータカオカの奥さんでしたか?OK・OK」。

普通だとニコニコしながら挨拶したりするところなのでしょうが、さすがはジェイ先生、相変わらずのポーカーフェイスぶりで、ニコリともせずタンタンと事を進めていきます。そして、必要事項の説明をしてくれて家内を車に乗せてくれました。そして、いよいよ最初の授業がスタートです。二人を乗せた教習車はぎこちなく一般の車道へと消えていきました。

こうして「家内にとっての地獄の教習生活」がスタートしてしまったのです。

 初日の教習を終えて戻って来た家内は、とてもゲッソリしていて、家に帰ってからも「何なのあの人!」「何様のつもりよ!」と一人でぼそぼそと文句をたらたらと言いはじめました。でも自分で「ジェイ先生」でよいと言った手前、私に直接文句をいうようなことは避けていたようです。その日は精神的にかなり疲れたらしく、ぐっすりと眠ってしまいました。 二日目、三日目と連日、授業は続いていき・・・。

つづく