一流人じゃなくても夢は叶えられる!

英語を学び、映画を見まくったことで夢は叶えられた!

【人生ほど重いパンチはない】028:落ち込んだ気持ちを回復させる「時間の長さ」

前回【027】のブログでは「レジリエンス」を取り上げてました。その中で東日本大震災でそれまで10年間かけて作り上げた自然農園とレストランのすべてを失ってしまった村上真平さんご一家のことを書かせて頂きました。村上さんは東北の大震災で失ったもののことを「振り返る事を一切止めることにした」と語っていました。やはり、これは中々難しいことだと思うんです。

f:id:TakTakaoka:20211115065631j:plain

普通に考えると、自分の人生の中の「10年間」は、それは決して短くはない貴重な時間です。普通だったら「せっかく畑も食堂も軌道に乗り出したばかりだという時にどうしてこんな酷いことになるんだ~。俺と家族の貴重な10年間を返してくれ~」といくら叫んでも叫びたりない気持ちになり、結構長く、その気持ちを引きづってしまうと思います。事実、村上さんの奥さんは東北で全てを失ってから「5年間、笑うことがありませんでした」と告白しています。しかし、ご主人の真平さんは「一切、後ろを振り返るのをやめる」という決断をして、三重県にご家族と引っ越しをして、また一から再出発をしていく訳です。

この「気持ちの切り替え」が出来たというのは、それまでの村上さんが歩んできた人生経験が関係しているように思います。村上さんは、若くして父親に「農業に身が入っていない」ということで勘当されてしまいます。そして、海外の後進国に出かけていくことを決めます。おそらく、村上さんは、そこで世界にはこんなにも多く人たちがその貧しさの中で悪戦苦闘しているのだということを肌で知り、知恵を絞り、一つ一つ解決していくという姿勢を学ばれたのだと思います。

こういった自分の眼で見て体で覚えてきた経験があったからこそ、東日本大震災で全てを失ってしまった時に「後ろを振り返らず、新天地でまた同じことをしよう!」を決め込むことが出来て、移住先の三重県で見事にそれを成し遂げられたのだと思います。素晴らしいの一言に尽きます。

=====================================

プロ野球の試合を観ていて、大事な場面で、ピッチャーが勢いよく投げ込んだ球をバッターがフルスイングしてボールが外野席に吸い込まれてホームランになるシーンがあります。この時、打ったバッターは一塁をまわった辺りでガッツポーズをとっていると思いますが、打たれたピッチャーはがっくりと肩を落としたり、顔をあげて天を仰いだりして、かなり気持ちは落ちこんでしまうと思います。それでも試合は続いていきます。ピッチャーは「気を取り直して」次のバッターに相対さなければなりません。「ホームランを打たれた気持ち」を引きずるわけにはいかないのです。でも、そのがっかりしている気持ちをすぐに振り払うことは出来るのでしょうか?

落ち込んだ気持ちをそのまま引きずり打ち込まれてしまうピッチャーもいるでしょう。すぐに立ち直って、後続のバッターをしっかりと打ち取っていくピッチャーもいるでしょう。そう考えると、苦境から立ち直る「気持ちの回復術」を得る為には、常日頃から、各々が自分なりに考えて、心の中で実行・会得しておく為の「鍛錬」が必要であると思えてなりません。

そういった場面でこそ役に立つのは、過去の失敗や負け試合なのではないでしょうか?こてんぱんにやられたことがあり、それを自分なりに反省して、改善すべき点を見出して、それを心の中で修復し体に会得させる。それを「弱かった自分の次回の対応策」として心の中に蓄えていく。その蓄えが、次回の「本番」で危機に際した自分を支えてくれる武器になるに違いありません。

=====================================

私は中学生時代、バレーボール部におりました。そういったことから今でも「バレーボール」は大好きで、ただ最近は、やることよりも「観戦する」ことの方が多くなってしまっています。最近は行けていませんが、一時期は、全日本の試合を男女ともによく観にいっていました。

自分が過去にコートの中でプレイしていたから感じるのですが、例えばサーブを失敗した時、チームメイトとお見合いをしてボールをコート内に落としてしまった時、アタックがブロックされた時、正直「なんだよ~~」という気持ちになり、その気持ちを引きずってしまっていました。そして、気持ちが落ち込んでいるところに、相手から自分に向けて、強いサーブが打ち込まれると、レシーブに失敗すると、自暴自棄になり、どんどん「負のスパイラル」に陥ってしまったということもありました。

全日本女子のバレーの試合は、もちろん中田監督の試合はもちろんのこと、柳本監督、真壁監督時代からずぅっと観戦させてもらっています。特に柳本監督、真壁監督時代の女子プレイヤーたちがコートの中でみんなで声を掛け合っている姿勢とその言葉にいつも引き込まれていました。聞く度に「そうだ、そうだ」と思う言葉がありました。仲間がミスをしてしまった時に聞こえてくる言葉なのですが、

それは、

「さあ、切り替えていこう!」

「切り替えて・切り替えて!!」

 

という言葉です。バレーボールはボールがネットを越えて行き交い、コートにボールが落ちた時に、点数が加算されていくスポーツです。その進行スピードがとても速いので、失敗しても落ち込んでいる時間を持てないスポーツでもあるのです。でも我々は感情を持っている人間ですから「失敗したら気持ちは落ち込みそうになるのです」。  そんな時、チームメイトから聞こえてくる「切り替えて」という言葉に救われる局面は少なからずあると思います。「沈みそうになる気持ち」を「闘い続ける気持ち」に切り替えて、次の場面に集中させる。難しいことだけれど、やらなければなりません。

そう「瞬時」の切り替えが必要なのです。