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ラスベガス:シークフリード&ロイのショーは"驚愕”だった!【再掲出45】            

ラスベガス 驚愕のマジシャン!

私がロサンゼルスで暮らしていた時代(92年から95年)に「我が世の春を謳歌」していたラスベガスの一組のスーパーマジシャンのことを書かせてください。そうです、彼らの名は「シークフリード&ロイ」です!! 

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彼らをイメージしたと思われるモニュメント。Shaun StanichによるPixabayからの画像

※英語表記は " Siegfried & Roy ".  日本語表記になると Siegfried が様々に表記されています。「ジークフリード」「ジークフリート」「ジーグフリード」「シークフリード」。このブログでは「シークフリード」とさせて頂きます!

コロナがアメリカでも猛威を振るい出していた2020年の4月に悲しいニュースがベガスから飛び込んできました。この世界的なマジシャン・デュオである「シークフリード&ロイ」のロイことロイ・ホーンさん(75歳)がコロナにより亡くなってしまったとのことでした。

シークフリード・フィッシャバッカー氏は1939年6月13日生まれ。ロイ・ホーン氏は1944年10月3日生まれなので、ロイさんの方が5歳年下だったのですねぇ。

「シークフリード&ロイ」というマジシャンデュオの名前を知ったのは、彼らが東京の汐留でツムライリュージョンとして日本公演を1988年から89年にかけて行った時でした。この二人が日本で半年近くも公演していたのに当時は、自分も若くて仕事に夢中になっていたので、彼らのマジックショーを東京で見るという機会を逃してしまいました。今にして思えばあの東京公演も観に行っておけばよかったです。ものすごく後悔しています。

彼らは二人とも元はドイツ生まれです。シークフリードの方はもう子供の頃にマジックに魅了されて、自らマジックを始めて、1956年(17歳)にイタリアに移りホテルで働き始めます。それから彼は客船の中で行われるマジックのパフォーマーの仕事を見つけます。この頃に船の中でウエイターをしていたロイに出会い、船でのマジックの仕事をする間、ロイにアシストをお願いすることになります。しかし、彼らはチータを船に乗せたことによってその仕事を首になってしまいます。二人はその後、コンビを組んでマジックをしていくことになります。実力のあった彼らは、まずはブレメン、そしてパリのナイトクラブでショーを行いますが、行く先々で評判は上々でした。そして、1967年にはラスベガスから声がかかります、シークフリード28歳、ロイ23歳。それから彼らはラスベガスのさまざまなホテルでショーを行っていくことになります。そして、彼ら独特の動物を使ってのド派手な彼らのショーは日々人気度を高めていきます。

私が彼らのマジックショーを見ることが出来たのは1993年、94年の2度でした。確かミラージュホテルの中の大きな劇場だったと思います。シークフリード54歳、ロイ49歳。彼らのステージは大掛かりでド派手で、主役の彼ら二人は長いマントを身に着けて登場してきますが、舞台を盛り上げる他の男女のキャストたちも勢ぞろいしてくるのですが、共演者は人間ばかりでなく、彼らが愛するさまざまな動物たちも大事な共演者として登場してきます。ホワイトタイガーを筆頭にライオン、チーターなどなどなど。極めつけは本物の「象」まで舞台上に登場させていました。

彼らも他のマジシャンが行う上半身と下半身が二つに割れてしまうというお決まりのマジックを行ったりはしますが、これは何となくですが、私にもこのマジックの種・仕掛けが分かる気がするのですが、どう考えても絶対にその種・仕掛けが分からない次のようなマジックには、ただただ唖然とさせられてしまいました。

 

①正面中央の舞台上の檻の中に閉じ込められた筈の「ロイ」がその箱が布で覆われたかと思った瞬間、もう我々が座っている客席の横に置いてある箱の中から登場してきたのです!あり得ないでしょ?!

この時「ロイは秘密にしているだけで本当は双子?なのか?」と思いました。

 

②2度目に見にいった時に行われた「ロイ」の空中浮遊。バックは一面黒い布の舞台です。そこに目を閉じて座っている「ロイ」が現れます。次第に彼の体が空中に浮きだします。だんだんと人の頭の高さを越えていきます。するとそばに現れたシークフリードが長いスティックを持ってきて、漂っている「ロイ」の四方八方、特に上部ですね、見えない線で吊らされていない事を証明するかのように、そのスティックで「ロイ」のまわりとぐるっとするのです。どうして浮いているのか?あり得ないでしょう? 

 

③そして、私が一番驚いたのが「象」のマジックです。舞台上にのしのしと登場してくる「本物の大きな象」。確か「女性」だったか「ロイ」が上に乗っていたと思います。その象の前に立っているシークフリード。彼の指示でその象の前に大きな布があって、それで象の全面を覆って「象」の姿を見えなくします。そしてシークフリードが合図をした瞬間、その布が上からさっと落下したのですが、もうそこには人間ともども「大きな象」が舞台上からいなくなっているのです。あんなに大きな象が一瞬にして舞台上から消えてしまうなんて、どういうこと?

 

 こんな凄いショーを見せつけられてはファンにならずにはいられません!連日連夜ショーは満席なわけですから、ホテルミラージュは2001年に高額な契約金で彼らと永久契約を結びました。シークフリード62歳、ロイ57歳。

しかしながらです。2003年の10月に悲劇は起こってしまいました。あろうことか舞台が行われている最中に、あれだけ愛情持って接し続けていたホワイトタイガーの一頭にロイが襲われてしまったのです。そして、重症を負ってしまった彼は生死の境を彷徨うことになってしまいました。もちろん、それ以降、彼らの舞台は休演となってしまい、240人いたスタッフ・クルーは解散。舞台の公演回数も5750回でストップしてしまいました。

シークフリード64歳、ロイ59歳。重症となったロイは、その後、治療生活を何年も送ることになります。そして、残念ながら2009年にロイの方はマジック界からの完全引退を宣言します。

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一人残されてしまったシークフリードさんですが、彼は 膵臓がんを患わってしまい2021年1月に81歳でお亡くなりになられました。ラスベガスでは彼が逝去したことによって「ラスベガスの一時代が完全に終わった」と報道されていたようです。

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「シークフリード&ロイ」ほどスーパーなマジシャンはいないでしょう。願わくば、彼らと同様なパワーを持ち合わせたスーパーマジシャンに登場してもらいコロナ後のラスベガスをもう一度涌かせに湧かせまくってほしいものです。