一流人じゃなくても夢は叶えられる!

英語を学び、映画を見まくったことで夢は叶えられた!

ジョン・ウィリアムズのコンサートは映画空間そのものでした!!   その2 【再掲出47】           

ジョン・ウィリアムズのコンサートは映画空間そのものでした!!   その2

場内全体が暗くなり、舞台の上だけが明るいのですが、それが一層明るくみえてスポットライトが左手に当たったかと思うと、その光の中に右手を上げながらタキシードと蝶ネクタイ姿のジョン・ウィリアムズ氏がいよいよ登場してきました。会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれました。 

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上はジョン・ウィリアムズ氏のコンサート時のものではありません。会場の盛り上がり方が似ていたのでイメージ写真として使わせて頂きました。StockSnapによるPixabayからの画像

双眼鏡で見る彼はふくよかでとても穏やかで優しい顔をしていました。舞台中央の指揮台の上に歩み寄るとほんのちょっと観客に会釈をしたかと思うとオーケストラの方を向いて高々と右手を上げました。すると観客席の全員が立ち上がり始めました。そうです、国歌斉唱です!国歌斉唱が終わると、休むことなく一曲目の「オリンピック ファンファーレ」に突入していきました。そして、どんどんと素晴らしいメロディーの数々の演奏されていきます。

3曲目の「ザ・リバー」では拍手とともにバージェス・メレディスが舞台に登場してきました。その時の彼はもう87歳になっていました。1990年に公開された「ロッキー5」ではワンシーンだけロッキーが回想するシーンに登場していましたが、私も彼の顔を見るのはそれ以来でした。「ロッキー」シリーズを通してずっと彼を見てきましたが、やはり今まで見た中で一番背が丸まっているように見えました。演奏に合わせる形で彼がナレーションを入れるのですが、やはり名優だけあって、その語り口はとても味があり、音楽とそのナレーションがとてもマッチしていてとても感動的でした。

 

途中で休憩が入りました。

 

次々と演奏されていく名曲の数々に大観客の皆さんと一緒に、ただただ私は酔いしれました。ジョン・ウィリアムズ本人がそこにいて、指揮をしていて、舞台上で奏でられていく「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」「ジュラシック・パーク」のテーマ曲を直接、自分の耳で聴けるという事の喜びで、感無量になってしまい、目には嬉し涙が自然と溢れてきてしまいました。それは正に自分にとって素晴らしくも珠玉のような「時間」でありました。もっともっとこれらの曲を聞いていたいしジョン・ウィリアムズの曲が大好きだという同じ趣味の仲間、しかも本場アメリカの人たちとの時間をもっと共有していたいと思っていたのですが、そんな素晴らしい時間も、素晴らしければ、素晴らしいほど、あっという間に過ぎていってしまいます。

その日のコンサートの最後の演目は「E.T.」でした。この「曲」の演奏も最高でした。そして、この最後の曲の演奏を終えると観客たちはジョン・ウィリアムズ氏に対して惜しみなく拍手を送りました。そして、観客に挨拶をしながら舞台の袖へとジョン・ウィリアムズ氏は消えていきました。

しかししかしです、アンコールの拍手がどこからともなく起こりました。そして、そのアンコールを求める拍手は手拍子へと変わりました。そして、会場中の人たちが参加する轟のような大きな手拍子になっていくと、再びジョン・ウィリアムズ氏が舞台に登場してきて、指揮台に再度上がってくれました。

そして彼がアンコールとして演奏を始めてくれた曲は、その日の演目になかった、なんと「ジョーズ」のテーマ曲でした。あの低音でサメが近づいてくる時のテーマ曲が始まると観客席のあちらこちらから何だかクスクスという笑い声が聞こえてきて、指笛をならす輩もおりました。そして、曲調が人を襲おうかというシーンで使われる旋律の部分になった時に観客の中の若者の一人が「キャー」っと叫んだものですから、場内には大爆笑が起こり「なんだなんだ?」という顔でジョン・ウィリアムズも何事かとタクトを振りながら後ろを振り向いて頭を横に二度三度振っていました。その目は笑っているように見えました。「ジョーズ」の演奏が終わると彼を指揮台から降ろさないぞとばかりに「アンコール」を求める拍手が鳴りやみません。そして、右手を頭の上で回転させながら「分かったよ」というような顔をするジョン・ウィリアムズ氏。

そして、オーケストラの方を向いて、しばしの静粛があり、再びタクトを振り降ろすと、今度は「スーパーマン」のテーマ曲が聞こえてきました。「スーパーマン」の出だしのメロディーが聞こえてきた時には「感動」が生み出す「どよめき」のような声が会場中に走りました。年齢的にこの映画のことを直接は知らないであろう私の廻りのアメリカの子供たちが意外にも大騒ぎ状態で「オーマイ。オーマイ」と大声で歓声を上げていました。このアンコール曲で会場も盛上りこの日の最高潮を迎えました。

 

こうしてハリウッドボウルでの夢のような演奏会の夜は更けていったのでした。 

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ジョン・ウィリアムズが手がけた スピルバーグ関係作品 

1975年「ジョーズ」

1977年「未知との遭遇」 

1979年「1941」

1981年「レイダース/失われたアーク」

1982年「E.T.」

1984年「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」

1987年「太陽の帝国」

1989年「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」

1992年「フック」

1993年「ジュラシック・パーク」

1993年「シンドラーのリスト」

1997年「アミスタッド」

1997年「ロスト・ワールド」

1998年「プライベート・ライアン」

2001年「A.I.」

2002年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

2002年「マイノリティ・リポート」

2004年「ターミナル」

2005年「宇宙戦争」

2005年「ミュンヘン」

2008年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」

2011年「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」

2011年「戦火の馬」

2012年「リンカーン」

2016年「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」

2017年「ペンタゴン・ペーパーズ/最高秘密文書」

 

※アカデミー賞作曲賞を受賞しているのは 「ジョーズ」「E.T.」「シンドラーのリスト」です。「ブリッジ・オブ・スパイ」「レディ・プレイヤー1」ではスケジュールと健康上の理由からジョン・ウィリアムズは参加していません。

来年202年公開予定の「インディージョーンズ5」ではジョン・ウィリアムズ氏が作曲を担当する予定ですが、スピルバーグの監督作品ではありません。監督はジェームズ・マンゴールドです。

 

TOTOというバンドのボーカリストのジョセフ・ウィリアムズは彼の息子さんです。