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ワシントンD.C.のD.C.って何だっけ?【再掲載53】             

ワシントンD.C. のD.C.って何?

アメリカのテレビのニュースを見ていると中継した場所の地名をレポーターなどが最後に伝えることが多いですね。日本だと「大分からお伝えしました」とか「六本木からは以上です」とか、中継場所を最初に言う時もあれば、最後に言う時もありますが、アメリカの場合は「From New York」とか「From Hollywood」とその中継場所を最後に伝えるのが通例のようです。

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アメリカの国会議事堂。Capitol。forcal35によるPixabayからの画像

そしてアメリカのニュース番組では「Capitol Hill, キャピトルヒル」という地名で終わるパターンが結構多いことに気づきました。アメリカで生活していると、この「キャピトルヒル」というワードが頻繁に耳に入ってくるようになります。

気になりだすと、もやもやが付きまとうので、ちゃんと調べてみることにしました。するとアメリカの「国会議事堂が小高い丘に建てられている」ことから「Capitol Hill(キャピトルヒル)」と呼ばれているということが分かりました。それ故に国会近くからの中継の際には「キャピトルヒル」で終わることが多いと納得出来ました。

実際にワシントンD.C.を訪れて、国会議事堂を自分の目で見てみたらカッコいいというよりも、なんと驚くなかれ綺麗なのです、美しいのです。実物があまりにも綺麗で美しかったので、当時(90年代)にアメリカの主要都市にチェーン展開していた「PLANET HOLLYWOOD ワシントンD.C.店」に立ち寄ってこの国会議事堂が描かれているTシャルを買ってしまいました。しばらくはこれがお気に入りのTシャツのNO.1になり、こればかりを着ておりました。10枚くらい買っときゃよかった!

アメリカには大きなワシントンが2つあります。まずは「ワシントンD.C.」正式名称は「Whasington, District of Columbia」で日本語に訳すと「ワシントン・コロンビア特別行政区」となり、初代大統領であるジョージ・ワシントン(George Whasington)とアメリカ大陸を発見したクリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)からの由来で名付けれられています。場所としてはニューヨークの下の方に位置する場所にあるので東海岸にあります。

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コロンビアという地名の由来は「コロンブス」から来ているという事は分かりましたが、どうしてわざわざ「コロンビア」に変える必要があったのでしょうか?そのまま「コロンブス」を使用するというパターンもあったのではないでしょうか?どうして、コロンビアを使用する事になったか?今回は答えをお伝え出来ませんが、リサーチをして、判明した段階でお伝えするようにいたします。=========================================================

もう一つの大きなワシントンは西海岸の最北の州で首都は野球のシアトルマリナーズで有名なシアトルです。こちらのワシントンはワシントンD.C.と区別する為に「ワシントン州」と呼ぶようになっているのだそうです。「西海岸」でいうと「ワシントン州」の下に「オレゴン州」があり、その下が「カリフォルニア州」になります。もう西海岸だけでもデカい、デカすぎるのが分かります!!

ロサンゼルス市内のベニスビーチ方面にWashington Boulevardという通りがありますが、その他の州にもやはりワシントンがつく通りがいくつもあるようです。

ロサンゼルスからワシントンD.C.(ダレス国際空港)へ飛行機で行くとおよそ5時間のフライトになり、日本からは直行便であれば約12間30分かかります。

私が当時、休暇で訪れた際の目的(楽しみ)は、ホワイトハウスの見学、国会議事堂、リンカーン記念館、ワシントン記念塔、それとここには様々な博物館や美術館があるので、それらを見学することもその旅での楽しみの一つでした。ワシントンD.C.では「食べる」ことよりも「見たり・学んだり」する機会が多いので「食欲」よりも「知識欲の旺盛」な人向けの都市だと言えるかもしれません。

ローランド・エメリッヒ監督作、映画「ホワイトハウス・ダウン」はテロリストにホワイトハウスが乗っ取られてしまうアクション映画なのですが、ホワイトハウスの中と外の様子がよく分かる作品になっています。冒頭はジェイミー・フォックス扮する大統領を乗せたヘリコプターがホワイトハウスに夜、帰還するシーンから始まります。

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上はイメージ写真です。Andreas H. によるPixabayからの画像

ヘリコプターがホワイトハウスの広い庭に降りる際に護衛の関係者たちが町全体に怪しい人影や動きがないかどうかをチェックするシーンがあるのですが、最近はさまざまな形でのテロが想定されるので、そういうチェックは絶対に欠かせないでしょうね。確かに2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ以降、さまざまな機関・団体・会社等での警備が厳重になってしまったのはいたしかたのないことだと思います・・・。

私がワシントンD.C.を訪れた90年代の前半のホワイトハウスは、希望すれば容易に中が見学出来たと思います。手荷物検査は受けたと思いますが、そんなに厳しい検閲・チェックがあったという記憶がありません。「こんなにも簡単に中に入れていいの」と思ったくらいでしたから。私がガイドさんに連れられてホワイトハウスの中を見学していた時に、丁度、大きなヘリコプターがプロペラ音をたてながらお馴染みの庭に降りてきたので見学者たちから「大統領が着いたの?これから乗るの?」という会話が聞こえてきました。皆、ヘリコプターからクリントン大統領が降りてくるのでないかと思って、庭に降りたヘリコプターから目を離そうとしていませんでしたねぇ。ツアーのガイドさんは皆を次の部屋に誘導しようとやっきになり出したのですが、ヘリコプターが気になる見学者たちは、移動したくない為、ガイドさんがイライラしていたのを覚えています。結局、その時、大統領は現れませんでしたが・。

後年、この一般への見学コースは予算削減を理由に中止となりました。確かに当時は容易に中に入れてしまっていたので、見学者の中にテロリストが隠れていたらと思うと、やはり見学コースの休止は当然のことのように思います。

2020年の現在はアメリカの国会議員に申請をして6ケ月くらい前に予約をしなければ中の見学が出来ないようになっています。厳しくなっていますが当然の処置であり、しばらくの間は仕方のないことだと思います。

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DCの西側に「ポトマック」という川が流れています。そしてこの中央当たりにポトマック公園というところがあるのですが、ここは1912年に東京から3000本の桜の木が贈られて、今も3月、4月の春の時期になるとお花見をする習慣があるそうです。 

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ワシントンDCの桜の写真。skeezeによるPixabayからの画像

東京で採れた桜の芽が兵庫県伊丹市で苗木に育てられ、それが1912年に海を渡ってワシントンD.C.にやってきました。植物には害虫がつきものですが1912年に到着した木々の中には一本たりとも害虫がついているものがなかったといいます。これは偶然ではなく害虫の発生などがないようにしっかりと工夫と処置を行って、日本から運びだされたからでもありました。それが今、異国の地、ワシントンDCというアメリカの政治の中心地の公園でみごとな花を咲かせています。異国の人たちからも愛でられている現状を鑑みると日本人としてとても嬉しい限りなのであります!

今を生きる我々日本人は、先輩たちが過去に行ってきた細心の心配りというものをもっと学び、自分達も行っていくべきだと痛感しました。害虫のいない木を送るという心くばりから「お・も・て・な・し」の基本中の基本を教えられたような気がします! つづき