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サンフランシスコ : シリコンバレーにある不可思議なお屋敷のお話!【再掲載70】

サンフランシスコ : シリコンバレーにある不可思議なお屋敷のお話

今回は、カリフォルニア州のサンノゼという町に建てられているミステリー・ハウスという何とも奇妙な建物についてお話したいと思います。

みなさんはIT業界でトップ集団に入ってくる会社が集まっているエリアとしてシリコンバレーという地域があることはご存じかと思います。このシリコンバレーというのは地名ではなくてその辺りのベイエリアにある地域の総称なのです。実際の町でいうとサンノゼ、サンタクララ、マウンテンビュー、スタンフォードなどがシリコンバレーになります。以下にそれぞれの町にあるIT起業を挙げてみます。

サンノゼ   - アドビ 

サンタクララ - インテル 

マウンテンビュー-グーグル、アップル 

スタンフォード - ファイスブック。(※しかし、このファイスブックという会社は、2021年10月にその名前をメタ・プラットフォームズに変更しました。)

 

といった名だたる企業がこの地域、シリコンバレーにはあるんですね。サンフランシスコから車で行くと2時間弱位になります。私の場合は、ロサンゼルスから車でサンフランシスコに行ったことありましたがシリコンバレー地域を通ってからサンフランシスコに着くといった感じでした。さて、そんなシリコンバレーの中の町、サンノゼに「奇妙なお屋敷」があることをご存じですか?その名は「ウィンチェスター・ミステリーハウス」といいます・・・。

お屋敷の話しに行く前に、ちょっと「ことば」の話をしますのでお勉強をしてみましょうか。皆さん「ミステリー」という言葉ですが、普段から目にしたり使っていたりしますよね。この「ミステリー」と「サスペンス」とはどう違うのでしょうか?

はやまた「スリル満点」の「スリル」というのはどういう意味なのでしょう?どれも外来語というか、英語ですよね?それぞれ辞書で意味を確かめてみると、

 

ミステリー/ MYSTERY 不可解なこと」  

「サスペンス/ SUSPENSE 不安、気がかり」

スリル/ THRILL  ぞくぞくさせるもの」

 

なのだそうです。

だったら「火曜サスペンス劇場」は日本語にすると「火曜気がかり劇場」という邦題になってしまう訳で、日本人は毎週火曜日、きまってそんなに不安な気持ちを味わいたかったのでしょうか??ふむふむふむ?

さてさて、今回メインでお話ししたいのはサンノゼにある「ミステリー・ハウス」というお屋敷なのですが「ミステリー/ MYSTERY」という単語は 「不可解なこと」を意味するわけで、ではこのお屋敷、どこがどう不可解なのでしょうか?

この「ウィンチェスター・ミステリーハウス」には、私も行ったことがあり、そのお屋敷の中を見学しました。なんともまあ奇妙な感じがしました。絶対に私はここでは暮らせないと思いました。 

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Viktoriia BondarによるPixabayからの画像

私がこのお屋敷の中を見学に行ったのは1990年代前半になるのですが、それまでサンノゼというところにこんな気妙なお屋敷があることはまったく知りませんでした。サンフランシスコ観光のために購入したガイド本に「なんとも奇妙なお屋敷があり、中を見学出来る」とあったので、どんなお屋敷なのか興味をもち、一度行ってみたくなり、サンフランシスコへ行った際の旅程のコースに加えてみました。ですからここがどういう経緯で建てられて、何故に奇妙なものになってしまったのか、その辺りの歴史的な背景は後から知ったのであります。

このお屋敷はサラ・ウィンチェスターというご婦人によって建てられました。1884年から建造作業が開始され彼女が亡くなる1922年までの38年間もの間、24時間休むことなくその増築作業は続けられたのだそうです。このお屋敷を訪れた際、どうしてこんなに部屋が多いのだろうか?どうして小窓がやたらにおおいのだろうか?どうして階段なのにすぐ天井に突き当たるように造られているのだろうか?開けても壁しかないドアがあったりして、この家をデザインしている人の意図がさっぱり分かりませんでした。

中の造りですが、部屋が160部屋、窓が10,000枚、ドアが2000個、煙突が17、浴室が13、階段・暖炉が47、台所が6つもあります。そして、それぞれをつなぐ廊下がやたらに狭くて、相撲取りは絶対に通ることが出来ない廊下になっており、その廊下も数多くあるのです。

家内から「このお屋敷のオーナーであったご婦人は、小柄で、巨万の富を持ち、彼女の指示で24時間、大工たちはずっとこのお屋敷の増築作業を続けていた」と聞いていたので、この屋敷の構造からして「お金目当てにやってくる泥棒対策」そして「強盗から命を守る為」に屋敷の中に様々な工夫を施しているに違いなく、今でいう「セキュリティー万全」の家を目指していただろうと、その家を訪問した当時はそう思っていました。

いやはや、日本に帰国してから、このお屋敷の歴史的な背景を知ることになりました。当時の自分の考えが浅いものだったのだなぁと思いました。

そもそもこのご婦人が38年間も増築し続けられるほどの富はどこからきていたのでしょうか?歴史に造詣の深い方であれば、このお屋敷名の「ウィンチェスター」という名前に既にぴんと来ていることでしょう。西部劇に出てくる有名な銃として「ウィンチェスター銃」というのがあります。年齢が上の方であれば聞いたことがあるかと思います。そうなんです、彼女は銃の製造会社で有名なウィンチェスター社の2代目社長、ウィリアム・ウィンチェスター氏の奥様だったのです。そして、彼女はこのアメリカ屈指の銃メーカーであるウィンチェスター社の株式を50%も所有する大株主であったがゆえに黙っていても毎月大きな金額が振り込まれてきたので、どれだけ増築してもその作業費に困るということはなかったのです。(凄い凄すぎる!!) いくらお金があったとしても不幸というものを避けられるわけではなく、それが証拠に彼女は一人娘と夫を相次いで亡くしています。

サラは夫と娘を失ったのは、自分の家の稼業が銃製造であり、人の命を奪う銃を売ることによって得た利益で自分は裕福な生活を送っていることに対する罰なのだと思い込みます。そして、傷ついた心をどうすることも出来ず、ある霊媒師の元を訪れます。すると彼女に降りかかる不幸はすべてウィンチェスター銃により命を落した亡霊たちの怨念せいだと伝えます。更に「彼らの恨みを晴らすためには西方面に引っ越しをして、そこで家を建てなさい。」と助言します。すると彼女はその通りにして霊たちの怒りを鎮めるために家の増築を重ねていくことになります。それがその後38年間も絶え間なく増築していくことになっていく訳です。===  つづく  ===