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人生に「絶望」はあります!& 映画「素晴らしき哉、人生!」はやっぱり素晴らしい!!【ネタバレ注意】【再掲出96+修正加筆版】              

俳優・ジェームズ・スチュアートが主演をした「素晴らしき哉、人生!」という往年の名作映画は、見る人の心をとてもポジティブで温かい気持ちにさせてくれる素晴らしい作品です。この作品は1946年度の公開作品なので今(2022年)から76年も前の白黒映画です。

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849356によるpixabayからの画像

 この映画は「大人のおとぎ話・メルヘン」と言えます。アメリカの映画人1500人が選ぶアメリカン・フィルム・インスティテュート(AFI)「偉大なアメリカ映画ベスト100」で1998年度は11位、2007年度には20位になっています。 

まだご覧になっていないという方は、白黒作品だからといって最初から敬遠しないで、出来れば最初から最後までじっくりとご覧になってください。

物語は、会社を経営しているジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)が年末に支払うべくとっておいたお金が無くなってしまい、絶望の淵にたたされて、家族がいるにも関わらず橋の上から川に身を投げて自殺しようとしてしまいます。そこにクラレンスという中年男性が現れます。実は、この小太りの中年男性は天使だという設定なのです。クラレンスは自殺をしようとしているジョージに、ジョージがこの世の中からいなくなったらどうなるのかを彼に見せるのです。それによって彼に自殺を思い留まらせて、天使クラレンス自身は、事がうまく運べば一人前の天使の印である翼が生えてくることになっているのです。

この作品のラストはハッピーエンドです。事実を元にしているお話しではないので「作り噺」と言ってしまえばそれまでですが、でも観るものの心に感動を与えて、生きる希望すら感じさせてくれる「お話し」です。

この作品は、人生に大切な色々なことを教えてくれています。自分の目の前に横たわる現実世界の「絶望」「挫折」「逆境」。映画の中でなく、現実の世界の中でこそ、人は時にこれらの事柄に圧し潰されそうになり、本当に自らの命を絶ってしまう人もいるのです。皆さんは最近、例えば去年の日本における自殺者数がどの位だったかご存知ですか?去年2021年は、総数21,000人を越えています。今年2022年も11月末時点で19,000人を越えています。

比較対象としては、おかしいかもしれませんが、以下は、関東にある有名施設の収容人数になります。

 

横浜アリーナ: 17,000人

幕張メッセの国際展示場9-11ホール:15,000人

日本武道館   : 14,471人

東京国際フォーラム・ホールA:5,012人 

 

人生に絶望して、この世にお別れをしてしまった人たちがこんなにも多いのは、とても残念なことです。私自身、幼少時は「破産」の犠牲者の一人だったので「どん底」の本当の意味を知っているつもりです。まあ、こどもだったこともあり、本当のしんどさを肌で直に感じてはいなかったかもしれませんが・・・。

「借金で首が回らない」という状況。もうこれは本当にツラいことなのです。家族を巻き込みますから・・・。

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人生に絶望して、この世にお別れをしてしまった人たちがこんなにも多いのは、とても残念なことです。私は大人になり結婚をして、甥っ子を持つことになりました。自分に子供がいなかったので、甥っ子、姪っ子たちはとても可愛いと思いました。しかし、その甥っ子の一人が「白血病」という命に関わる病気になってしまいました。4つという歳にも関わらず、その病いと闘わなければならなくなってしまいました。そして、入院をして、彼はかなり長く小児病棟の病室の中で過ごすことになりました。私は幾度となく彼のお見舞いの為にその病院を訪れました。

その病院に行き、私の甥っ子だけでなく、甥っ子と同じように「命に関わる病気」を患い、日々、病気と闘っている子供たちがこんなにも多いのかと、まざまざと実際の状況を知る事になりました。私は、甥っ子の親ではないので、毎日のように病院に行く事はなく、日を置いて、お見舞いに出かけていっていたのですが、行く度に、甥っ子のまわりにいた病気の子供たちの中に顔が見えない子供たちがいることに気付きました。その中の一人の子は甥っ子のそばに来てくれて、言葉をかけてくれていたりしたので、記憶に残っていたので、思わず「〇〇ちゃんはどうしたの?」と言ってしまいました。すると、私の(元)家内が私の服の袖を引っ張り静かに廊下に連れ出しました。

「ここ(小児病棟内)で不用意な発言はしないでね。〇〇ちゃんはもう天国に召されてしまったのよ」

この家内の言葉に「はっ!」とさせられました。普通に健康なことが当たり前の生活を過ごしていると、日常生活が数ケ月間続いていくことは当たり前のことですが、でも、この世の中には、そうではない場所があることを改めて思い知らされました。ここ(小児病棟内)にいる子どもたちの何割かは「生きたいのに、大人になる」という、多くの人たちが普通に体験出来ることが出来ずに、この世を去っていくことになるのだと現実の前に言葉はありませんでした。ご両親の気持ちを考えると、もう「やるせない」などという言葉は、軽すぎて、軽すぎて・・・。

だから、いま大人になって人生の困難にぶち当たり、死んでしまいたいという「絶望」の淵に立たされている人がいたとしても、この世の中には「大人になる」事自体が「夢」であり、苦しさすら体験出来ずに、天国に行かざるを得ない命があるという現実・事実があることを知れば、自らの命を絶つなどという行為は、あの子たちに対する「冒涜」だと私は思ってしまうのです。だからどんなに「絶望」しても「自殺」ということはしてはいけないのです。一度しかない人生、いずれはいつか皆死ぬのですから・・・。私の甥っ子も3年間病気と闘い、7歳で、天国へと旅立っていきました。この地球上に7年間しかいられなかったわけですねぇ・・・。

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映画「素晴らしき哉、人生!」での「逆境」の跳ね返し方は実にメッセージ性のあるものであってとても素晴らしいと思います。

この映画は、

「この世の中、人間は一人だけで生きているわけではないのですよ!」

ということを教えてくれています。

 

そして、私は思うのです、

「この世で呼吸をしている間『絶望』も『幸福』同様、得難い人生経験なんだと!そして、今苦しい苦境に立たされている貴方には『大人になる事が叶わぬ命がある』ということ、そして『平凡でも毎日生きていられる』という事がどれだけ素晴らしいことなのかを思い出して欲しいのです!」

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「素晴らしき哉、人生!」

観終わった後、その日はとても気持ちのよい時間を過ごせると思いますよ。