一流人じゃなくても夢は叶えられる!

英語を学び、映画を見まくったことで夢は叶えられた!

【英語/映画/旅行が好きな方向け】ロサンゼルス駐在生活体験記 021             

7.スターの家は丘の上

ロサンゼルスに来る前は、映画スターというのはみんながみんなビバリーヒルズ地区に暮らしているものとばかり思っていました。でも実際住んでみて分かったのですが、そうではありませんでした。もちろんビバリーヒルズ地区に暮らす映画スターの方々も多数いらっしゃるのですが、有名どころの方々はビバリーヒルズより北に位置する更に山の上の丘「~ヒルズ」「~キャニオン」という名称のつく辺りに多数いらっしゃるということが分かったのでございます!!それともう一つはサンタモニカの北の山に登っていくマリブ地区と呼ばれる地区(丘)に住んでいる方々もいるのでございます。(なんで急に『ございます』調になっているん??ハリウッドのセレブに対して今更ヘリ下って媚び売ってどうするん? まだハリウッドに戻ろうっていうのか、お前さんは?  意味ないじゃん!)

アメリカの有名なエンタテインメント情報誌「VARIETY(バラエティ)誌」の90年代の記事によると映画スターが住む場所を決める際に挙げる2つの条件があるそうで、一つは「プライベートが守れること!」ともう一つは「近くにショービジネス関係者が住んでいること」なのだそうです。有名スターの家を一軒見つけたとするとその周りには20人の有名人が暮しているのだそうです。日本だと家に表札がかかっていて誰がどこに住んでいるのかが分かりますが、アメリカの場合、表札あるいは名前を家の前に掲げるという習慣はなく、ただ建物に住所が書いてあるだけなのです。だから誰がどこに住んでいるのかは分からないのが当たり前で、ましてや有名スターの家になると番地プレートすら家に付けていないというケースが多々あるのです。

メジャーの映画スタジオの重役陣が好んで利用するホテルに「ベルエアホテル」というところがあるのですが、このベルエア地区というのは本当かどうか、有名人の25%がこの地区に住んでいるとも言われているのです。皆さん、このベルエアって聞いたことありますか?実際にそこで暮らす人からすると、騒々しい町になってほしくないですよねぇ。確かに私が日本に帰ってきてから既にかなり時間が経っていますが、観光地化していないところをみると、今もって本当に有名人が暮し続けている地区である可能性は高いですね!

私がロスで暮らしていた90年代は、マルホランド・ドライブやハリウッドヒルズといったあたりにジャック・ニコルソンやマーロン・ブロンドといった超大物スターたちのお屋敷がありました。確かに高台に位置し自分のプライベートが覗かれる心配のない住居に有名スターたちは住んでいるのです。「なんやお前さん、まるで見てきたかのようなことをいいまんなぁ」と思っているそこのアナタ!、そう私はミーハーだったのでロサンゼルスでの生活に慣れてきた頃、前々からやれるものならやってみたいと思っていた有名人の御屋敷探しをしっかりと決行していたのでございます。(また『ございます』って言ってる)

私が暮していた92年から95年当時、チャイニーズシアター近辺に「スターの住所」なる薄っぺらい小冊子を観光客相手に売っている輩がいました。今もハリウッド通りに行くと売っているのかもしれませんが・・。当時のその小冊子に書かれていた住所はかなり怪しいものばかりで、ほとんど当てになりませんでした。実は当時、実際に買って、その情報を元に探しにいった経験があるのですが、ほとんど自分の好きなスターの家には辿りつけませんでした。

ある日の事、私は町のしっかりとした本屋さんでちゃんとしたデータに基いてスターの住所を紹介している本があるのを発見したのです。もうすぐさまそれを購入しました。そしてその週末から私と妻はミーハー気分全開でスターの家の探索ドライブを開始しました。

私たちが知っている憧れのハリウッドスターや有名監督の邸宅とはどんなものなのだろうか?きっと素敵な家に住んでいるに違いない、その家を写真に撮るべくカメラを持って車に乗り込みました。夫婦二人して胸をワクワクさせながらロスの北にある山(丘)の中の「~キャニオン」「~ドライブ」と名前の付く通りのある方面へと車を走らせました。でも「写真を撮ったら怒られないだろうか?」などという心配はまったく必要がなかったことが後で分かりました。

ロサンゼルスの北に位置するサンセット大通り(ブールバード)。ビバリーグレンという南北に走る通りがあるのですが、その通りをサンセット大通りより更に上・北を目指して上がっていくと東西に走っているマルホランドドライブという通りが出てきます。

このマルホランドドライブまで上がってくると、ロサンゼルスの町全体とユニバーサルスタジオシティ一帯が眼下に見下ろせるような高さ、分かりやすく例えると小さな山の頂上付近を走っているような感じになっていきます。そこまで行くともう車の数も少なくて、家を探すと言っても、それこそ豪邸というレベルの大きな邸宅がぽつんぽつんとかなりの間隔を置かれて建てられていました。もはや「お宅拝見」というレベルではありません。「お屋敷・お城探訪」といった方が相応しいかもしれません。地方の山道を走っているかのようになっていて、まるで郊外の町にまで来てしまったという錯覚におそわれます。考えてみるとこの山はロサンゼルスと映画のスタジオがあるユニバーサルシティやバーバンク地区の間に立っていて、映画スターであれば、仕事場であるユニバーサルとワーナーのスタジオにも行けるし、ビバリーヒルズへ買い物・食事に行くにしても車であればどちらにも行ける訳で映画スターが居を構えるにはとても便の良い場所なのかもしれません。「スターの住所」が分かる本の情報を元にまずはジャック・ニコルソンの邸宅に行ってみました。いやはやでんと構えた大きな門があり、そのまわりは背の高い木が植えられていて、中がほとんど見えない状況となっています。それに門の間から中を見てみると、家らしきものは見えず、おそらく門から200、300メートル行かないと家に辿りつけない状況だと分かりました。だからカメラがあっても撮れるのは大きな門だけでした。我々夫婦はこの時期、ウォーレン・ビーティご夫妻、エディ・マーフィの邸宅と相次いで探しにいったのですが、結果はジャック・ニコルソン邸の時と一緒で外からは「大きな門と周りを囲む背の高い樹木」が見えるだけという状況でした。

つづく