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【英語/映画/旅行が好きな方向け】ロサンゼルス駐在生活体験記 041 ソルバンクはCAにあるデンマーク村             

3.ソルバンク  ー  デンマークに行った気になれた!

前回はサンタバーバラという町をご紹介しましたが、今回はそのサンタバーバラと一緒にセットで行く人が多いソルバンク(Solvang, ソルバンとも)という町のことをご紹介します。サンタバーバラは海岸線の海のそばの町でしたが、このソルバンクはサンタバーバラから車で30分位のところの町なのですが、海外線を走るのではなく北東の内陸方面をめざして行きます。走っていくと海ではなく、今度は両側にぶどう畑の中を走っていく感じです。この辺りは前回ご紹介した映画「サイドウェイ」を見て頂くと感じがよく分かるように思います。途中ワイナリーなどもあるのでワイン好きには楽しめるコースだと思います。カリファルニアにあるデンマーク村だと思って頂くと分かりやすいかもしれません。 

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上の写真は1993年の元旦に私が撮影したもので画質が粗くなっています。このようなデンマーク風の建物が数多くあり北欧の町にいるかのような錯覚に陥りました。

この町の人口はおよそ5000人。かなり少ないけれど、ここを訪れている観光客は年間100万人。(コロナ禍の今はおそらくかなり落ち込んでいるのではないかと思いますが・・・。)ハリウッドの映画スタジオ編で書きましたが大手の映画会社スタジオにはヨーロッパの街並みの大きなセットがあってそこでヨーロッパ作品を撮影することは出来ますが中は空洞です、当たり前ですが。ここは町ごとお店の中までしっかりとデンマークなので一軒一軒のお店の中がとても楽しめました。食事・レストランは北欧料理が味わえるし、御店がそれぞれとてもデンマーク色豊かで小物のお店や装飾品のお店などでは「あれもこれも」と自分用・お土産用と欲しいものばかりです。 

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ソルバンクにあった素敵な置物屋さん。1993年のお正月に私が撮影しました。

上の写真は、デンマークのさまざまな家の置物屋さんなのですが、それぞれの造形がとても精巧で、それでいて見ているととても温かみが感じられるんです。優しい気持ちになれるというか・・・。御店の中に入るとショウウィンドウに飾ってあるものよりも、少し大きめの物もあれば、もう少し小さな物までありました。店内はとてもメルヘンチックで、お店の中にある家の模型、その一つ一つがとても魅力的で、ついつい買いたくなってしまいます。ただ一つ難点というか弱点は「重い」のです。もしももっと軽かったならば購入するのに戸惑うこともなかったでしょうが。それに一つ一つのお値段が45ドルから65ドルくらいのレインジで、大きいものは100ドル近くしていたんじゃないでしょうか。ですから数多く購入することが出来ませんでした。でも「やっぱり欲しい!」ということになり、夫婦でそれぞれ気に入ったものを一つづつ選んで計二つほど購入しました。確か二つで90ドル(+タックス分)支払ったと記憶してします。なんだかデンマークの「本物」が手に入った感じがしてとても嬉しかったですね!これだけ素敵な置物なので「もっと日本にも輸入されてほしい!」とは思いましたが、重い商品なのでおそらく輸送代金としてのコストが結構かかってしまいビジネスには向かないのもしれません。

今回のブログでは私が撮った27年も前の写真を使用しているので、画質が粗くて町の印象が良くないと困ってしまうのですが、今のソルバンクもとても綺麗で美しい町のはずですよ!

今回、この記事を書くのに最近のソルバンクがどうなっているのか調べてみたのですが、私にはほとんど何も変わっていないように映りました。違っていたらソルバンクの皆さんごめんなさい。でも逆に変わらない姿でそこに存在してくれることがとてもありがたい・得難い存在だと思います。東京に暮らしていると、最近はいろいろと変わってきており、渋谷の町などは数年前とはかなり景観が違ってきています。我が生まれ故郷の墨田区の押上は、今では「東京スカイツリー」が建てられて、その地名は全国区にこそなりましたが、そのおかげが子供の頃(昭和30年、40年代)に鼻をたらしながら走りまわっていた懐かしい街並みがなくなってしまいました。「それは時代だから仕方ない。21世紀になると街並みも変わらないとなぁ。」などと嘘ぶいてはみたものの、ソルバンクのように何も変わらない、何十年経とうと、どれだけ時を経ても、いつもと変わらない風景に接すると、それはそれでとても素敵なことだと思うんです。

2020年の夏。ソルバンク自体のコロナの感染状況は分りませんが、ソルバンクにはいつまでもカリフォルニアにあって、いつの時でも、いつの時代でも「心を和ませてくれる」素敵な温かい町であり続けてほしいと願っています。ソルバンクの町の皆さん、頑張ってくださいね!!

 ソルバンクの観光を済ませて、ロサンゼルスに帰る人はサンタバーバラ方面に戻って、また海岸線に沿って一路ロサンゼルスに帰る人もいれば、更に北を目指す人もいるでしょう。さらに北を目指すっていう人はどこに行く?のかというと、その海岸線をずんずんずんずんと更に北上していくとカーメルという町が出てきます。「うん?昔、どこかで聞いたことがあるような?」という方は、シニアに近い方ですか?おっと失礼。昔、クリント・イーストウッド氏(1930年、サンフランシスコ生まれ)が市長をしていた町ですよ。彼の在職期間は1986年から88年の2年間です。その頃、よくこの町の名前が聞こえてきていましたね、確かに。

※もう34年も前の事ですから2020年現在、30歳以下の方は「なんのことやら」という感じでしょうね。今でも良質の映画作品を監督し続けて女性を愛し続けるイーストウッド氏のバイタリティには頭が下がります。そして素晴らしい映画を創り続けて頂き本当にありがとうございます!

さらに北に走るとモントレー、サンノゼ、そしてそして、サンフランシスコへと繋がっていくのです。サンタバーバラから車で運転すると7時間はかかります。時間に余裕があって、カリフォルニアの自然に存分に触れたいという方にはお薦めです。私もアメリカ滞在中、2度ほどロサンゼルスとサンフランシスコを往復しました。ロサンゼルスからだと車でおよそ9時間。日本から観光で訪れた場合は、ロスとサンフランシスコの両方を効率よく楽しみたい場合は飛行機で行った方がいいですよ、片道1時間10分ですから。

早くコロナが収まってくれないと行きたいところにも行けないですね!我慢のしどころです。手洗い、うがい、マスク付け、飽きてきますが頑張りましょう!

つづく

※サンタバーバラからサンフランシスコの道中に関しては「あの頃の青空が早く書け」と急かすような時があれば書くようにします。(きざな表現だなぁお前!昭和か!)