16.LAリターンズ⑱ LAで使いだした携帯がこんなにも進化するとは!& LA映画界もコロナで大打撃らしい!
90年代、ロサンゼルスに駐在中に携帯電話もその利用台数が拡大期に入って私自身も利用を開始していました。思い返すとあの頃は電話を持ち歩いて外から自由に仕事先や知り合いに電話が出来るという機能があるという只それだけで「携帯電話」はその凄さを誇っていました。
「電話」は英語で「Telephone」ですが、「携帯」は何かと考えると「携帯用=ポータブル/Portable」なので一時は「portable phone」という表現もされたりしていたのですが、それよりもアメリカでは「Cellular Phone/セルラーフォン」と言われることが普通で携帯電話を使用する人が増えるにつれて「セルラー」という単語を耳にする機会が増えましたし、LAでも携帯電話を販売するお店が増えて「Cellular phone」の文字が躍る看板があちらこちらで見られるようになりました。
このCellular Phoneという呼び名は、電話で使用する無線電波のサービスがなされる区域・エリアを小さな区画(セル)と考えて、そのセルごとに電波の基地局を設けてセル内にある端末と通信を行うという方式のセルラー方式からきています。それが無線電話の総称にもなり「セルラーホン/Cellular phone」となっていったようです。
今・2020年の世の中の人が、普通に使用しているiPHONE・スマホですが、様々なアプリをインストールすることによって物凄く便利なツールになりますが、携帯電話がこんなにも便利な機能満載の道具に進化するなんてLA駐在中にはまったく想像もしていませんでした。
アップルがiPhoneの初代機種の販売をアメリカで販売したのが2007年です。(日本はその翌年の2008年にiPhone3Gから発売開始となっています。)この電話機(ツール)は発売されてからわずか10数年で世界中の人々の生活に入り込んで、日本においてもそれ「以前と以後」の生活様式をがらっと変えてしまいました。2020年の今、電車の中でスマホを見ていない人を探すのが難しいほど皆スマホを見ています。
話しは少し変わりますが、前回このブログの092で「働くワーカー側のスキル」として「PCのブラインドタッチ」「ワード」「エクセル」「パワーポイント」などはもはや使いこなせることが「当たり前」の世の中になっているとお話しをしました。
この状況というのは、一昔前に家電量販店に行った際、パソコンコーナーの店員さんから受けた説明の内容に当てはまっているような気がするんです。どういう事かといいますと。PCの購入を考えてお店に行くと店員から次のような説明を受けませんでしたか?
「このPCはすでにWindowのソフトである『WORD』『エクセル』『パワーポイント』の全てが搭載(インストール)されていますから少しお高いんですよ!」
● 私が穿った見方をしているのかもしれませんが =➡
「これらのソフトを使いこなすのはあなた。当然出来ますよねぇ~」=「21世紀仕様の人間になってくださいねぇ~」
と言われていたのかなぁと思ったりするのです。いかがですか?そんな風には考えたりするのは私だけですかね!?
これらを使いこなす為のスキルを我々一般人が身に付けることが普通になってしまうことで人類全体のスキルが自然とアップしていきますよね?これって、人類自体が進化していくことにも繋がっていたりするんじゃないでしょうかね?大袈裟かもしれませんが・・。
更にです。今年はコロナのせいで多くの企業が「リモートワーク」を行うことになりました。これによって今まで自分では使う機会・必要がなかったリモート会議のツール・ソフトを使用する機会が突然やってきました。そして、新たにリモート会議に必要な「Zoom」「Microsoft Teams」「Google Meet」「Webex」「Whereby」などの中からいずれかのソフト・ツールを自分自身でマスター(標準装備)しなければならなくなったという方も多いのではないでしょうか?「WORD」「エクセル」等に続いてコロナの感染予防をしながら仕事として「リモート会議」ツールをマスターする事も当たり前の「令和2年」になってしまったのではないでしょうか?
PCから印刷したいのに、プリンターへの接続で戸惑ってしまい、「どうしてプリント出来ないの?なぜ?」と口に出して言うのはもう止めましょう!静かに落ち着いて時間を費やす心の余裕をもって技術担当者に時間をもらうか、インターネットで説明サイトを探してじっくり・ゆっくりとその説明文を読むと、意外にもすぅっと解決してしまったりします。大丈夫です、やってみてください!
さてさて、今年2020年はコロナ禍により様々な産業が大きなダメージを受けてしまいましたが、映画の世界ではハリウッドのメジャースタジオが今年公開する予定だった作品を映画館が稼働していないということから2021年以降に延期するということになってしまいました。このブログでもお伝えしましたがトム・クルーズの「トップガン」の続編、「007」の新作、それに個人的に楽しみにしていた「ゴジラ対キングコング」などなど。映画の製作期間は準備期間から考えると数年かかるのはざらです。元々2021年に公開する予定で進めてきていた作品もありますから延期延期となる作品が重なってしまいスクリーン数にも限りがありますから「椅子取りゲーム」のようになって2021年度中に劇場公開が出来ない作品も出てきてしまうでしょう。
20世紀中であれば、このような劇場にかけられない作品は「ストレートビデオ」と呼ばれて直接ビデオ(BD/DVD)のレンタルショップの新作コーナーの棚に並べて何とか売り上げをアップさせることが出来ましたが、2020年現在、もはやBD/DVDというパッケージビジネスの売り上げに期待出来なくなってしまっている現実があります。
1年半ほど前だったでしょうか、知り合いの後輩の女性と映画館ビジネスの話をしていた時に彼女から「でもOTTが伸びてきていますからね!!」と言われたのです。「うん、何だ?OTTって?」と思っていたら、更に彼女は「最近使われているOver the topですよ」と言ってきました。彼女は私がシルベスター・スタローン好きなのを知っているのでわざわざスタローンの昔の映画のことを持ち出して何か例え話をしてくれているのか?と思ったのですが、違いました。(この続きは次号094へ)
つづく
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