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【英語/映画/旅行が好きな方向け】ロサンゼルス駐在生活体験記 094映画ビジネスワード「OTT」って何を意味するの? &「ランボー5」長髪でないランボーなんて!              

16.LAリターンズ⑲ 映画ビジネスワード「OTT」って何を意味するの? &「ランボー5」長髪でないランボーなんて!

今年2020年、日本は、コロナ禍というこの時期に映画館では「鬼滅の刃」が大ヒットとなっていて日本の歴代興行収入の第二位にまでなっています。(2020.12.04.現在)しかしながら、ロサンゼルス・カルフォルニア、ニューヨークといったアメリカの大都市の映画館ビジネスは春以降稼働しておらず「トップガン」続編、「007」新作などの劇場公開が来年2021年度へ延期されてしまったことを前回の093のブログの中で書かせて頂きました。

 劇場ビジネスの収入が大きくダウンしてしまって大きなダメージを受けているハリウッド映画ビジネスですが、この劇場の収入ダウンをカバーする手段が何になるのか?という話しになった時に度々出てくるワードに「OTT」というものがあります。これは「Over the top」の略ということです。

シルベスター・スタローンのファンの私としては「Over the top/オーバー・ザ・トップ」と聞くと1987年に公開されたスタローン主演の腕相撲を通じて父親と息子が絆を深めていくという映画のことだとばかりだと思ってしまったのですが、最近、映画業界で使用されている「OTT,Over the top」はこの映画とはまったく関係がなくて「通信事業者やプロバイダーなどの通信網の基盤を提供する企業ではない企業が大容量のコンテンツ(サービス)を提供すること、その企業自体」を意味しています。NETFLIX、YouTube、amazon、hulu、LINEなどの大容量の映像データの送受信を行っているデータ送受信サービス全体を指しています。劇場ビジネスの損失は新しく出てきたメディアである「映像配信であるOTTビジネスからの収益で補填する」というように使用されています。そうは言っても世界中の映画ビジネスを見回してみてもその実ビジネスで劇場の損失を仮に100%だとすると、このOTTからの収益は30%分くらいの補填にしかなっておらず「まだまだ無いよりはまし」というレベルなのだそうです。

先程名前の出たシルベスター・スタローンですが、2020年の今年、「ロッキー」とともに彼の当たり役の一つとなった「ランボー」の5作目にあたる「ランボー:ラストブラッド」が公開されてBD・DVDもこの12月2日にレンタルリリースされています。

 このシリーズの第1作目「ランボー」(1982年度)ですが、アメリカでの公開タイトルは「First Blood」というタイトルで「Rambo」の文字がありません。第1作目が日本で公開される時に日本の配給業者さんが日本での公開タイトルを「ランボー」にしたことからアメリカも第2作目の公開からタイトルに「Rambo」を入れ始めました。スタローンが「そうしたい」と希望したようです。以下にスタローンの主要な作品を抜粋してみました。(    )の年齢は公開当時のスタローンの年齢です。 

  1.  ロッキー3(82年,36歳)
  2.  ランボー(82年,36歳) 
  3.  ランボー/怒りの脱出 (85年,39歳)
  4.  ロッキー4(85年,39歳)
  5.  オーバー・ザ・トップ (87年,41歳)
  6.  ランボー3/怒りのアフガン(88年,42)
  7.  ロッキー5/最後のドラマ (90年,44) 
  8.  ロッキー・ザ・ファイナル (06年,60)
  9.  ランボー/最後の戦場(08年,62歳)
  10.  エクスペンダブルズ (10年,64歳)
  11.  エクスペンダブルズ2(12年,66歳)
  12.    大脱出(13年,67歳)
  13.  エクスペンダブルズ3(14年,68歳)
  14.  クリード(15年,69歳)
  15.  クリード2(18年,72歳)
  16.  ランボー:ラスト・ブラッド(19年,73歳)

ロッキー・バルボアの登場作品、8作品

ジョン・ランボーの登場作品、5作品 

エクスペンダブルズの主役バーニー・ロス

登場作品、3作品

大脱出の主役レイ・プレスリン

登場作品 3作品 

上記の通りスタローンは自らが主演をしてシリーズにしている作品がこれだけあるんですね。彼の場合、監督・脚本もこなす訳ですからなんとも才能溢れる活躍ぶりですねぇ。しかし、彼の場合、すべては「ロッキー」の第1作目の成功がその後の活躍の礎になったわけです。「ロッキー」の脚本を書いてプロデューサーに売り込んでいた当時、彼の貯金額はほぼゼロだったそうです。プロデューサーたちはスタローンから脚本の映画化権を買い取って、主演は当時の有名な大スターにやらせるつもりでした。プロデューサーたちは、売り渡してもらうために脚本の値段を段々と高くしていていき最終的には「25万ドル」(日本円で2,500万円)までは行ったようです。一文無しのスタローンからすればどれだけそのお金が欲しかったことか。それでも彼は首を縦に振りませんでした。「自分が主演でなければ脚本の映画化はない」と主張し続けてプロデューサーたちが折れた形となったわけです。もちろん脚本の値段は元の値段に下がってしまいました。でも「ロッキー」は大成功を収めて「ランボー」への道を創ったのです。

「ランボー」の第1作目はアクション映画としては消化不良気味の感はあったけれどそれが故に以降のシリーズの中では「これでもか!」というくらいふんだんにアクションが盛り込まれた作品となりシリーズとなっていきました。

「ランボー」は第1作目から第3作目まで音楽はジェリー・ゴールド・スミスが担当しています。彼は1963年から映画音楽づくりをしていますが、代表曲としては「パピヨン」(73)、「エイリアン」(79)、「トータルリコール」(90)、「氷の微笑」(92)、その他にも数々の多くの映画音楽を作曲してきました。

第1作目はベトナム帰還兵であるランボーが母国に帰国してから祖国に向けた想いが報われずに彼の中で静かに渦巻いていたわけですが、その辺りの気持ちとランボーが訪れる森の様子をうまい具合に曲に落とし込んでくれており、当時私は思わずサウンドトラックを購入してしまいました。けっこう落ち着いた良い曲が入っていました。

ちなみに「ランボー4、5」の音楽はブライアン・タイラー(1972生、48歳)が引き継いでいます。その後のブライアン・タイラーの活躍は凄まじく「ワイルドスピード」シリーズ、「エクスペンダブルズ」シリーズ、「アイアンマン3」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などといった大作の音楽を続けざまに担当しています。

さてさて、今年公開となった「ランボー  ラスト・ブラッド」ですが、ネタバレを避けるために詳述は避けますが、第1作目から第4作目まで「ランボー」と言えば、その髪型は耳まですっぽりと隠れる長髪スタイルだったのですが、前作「ランボー4、最後の戦場」から11年という時を経ての新作なので髪形が耳が出る普通のヘアスタイルになっており、ストーリーもなるほどという設定にはなっています。兎に角、アクションが凄い。凄まじい。「長髪を止めたランボーは、相手を挑発する!」のかっていう感じです。70代になっても体を張るスタローン、さすがです!!!

つづく

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