一流人じゃなくても夢は叶えられる!

英語を学び、映画を見まくったことで夢は叶えられた!

【英語/映画/旅行が好きな方向け】ロサンゼルス駐在生活体験記 050 「ロッキー」と言えば!ビル・コンティだ!              

7. 「ロッキー」と言えば〇〇・〇〇〇〇だ!

このブログのタイトルは「一流人じゃなくても夢は叶えられる ロサンゼルス駐在生活体験記」ですが、このブログの発端はもしかすると映画の「ロッキー」かもしれません。映画「ロッキー」を観たのは私が高校一年(1976年:15歳)の時だったのですが、単純な精神構造の私は「俺も頑張ればそれなりの事が出来るのでは?」と思ってしまった訳です。 

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確かに夢に向かう切っ掛けは何かに「Inspire」されることかもしれません。Deidre WeedonによるPixabayからの画像

 ご存じのようにロッキーがランニングのシーンでフィラデルフィア美術館の階段を上ってヴィクトリーボーズをとる。言わずと知れた映画「ロッキー」の名シーンの一つです。

私は10代の頃に、いつの日にか「ロッキーがいたあの場所に立ってみたい!『いつかあの美術館の階段を上がる』という事を自分の夢の一つにしようと決めました。高校時代の私はフィラデルフィアがアメリカのどこにあるのかも知りませんでしたが・・・。

実際にはロサンゼルスでの駐在生活中の休暇時にフィラデルフィアに行き、走りはしませんでしたが、あの階段を上がり、ロッキーと同じ場所に立てることが出来ました。ロッキーのように自分も腕を高々に上げて飛び跳ねたいところではあったのですが、周りに他にも観光客がいたので、気恥ずかしくてちょっと手を上げてすぐ腕は下げてしまいました。

シルベスター・スタローンはこの作品のシナリオを3日間で書き上げて、主演をこなしこの作品一本で大スターになってしまった訳ですが、当時、よく「アメリカンドリーム」を体現したと言われていました。この作品のシナリオを気に入っていたプロデューサーたちはスタローンから脚本だけを買い取って主役は当時のスターの誰かにやらせたいと考えていました。スタローンは当時、文無しです。銀行口座にほとんどお金がなかったので本当はお金が欲しいのです。プロデューサーから提示された金額はべらぼうに高価なものに感じたでしょう。中々彼が脚本の権利を売らないのでプロデューサーたちは「買い取り価格」を上げて提示してきたようですが、でも彼は「主演は俺でなければNO!」と言い続けたそうです。結局のところ、主役はスタローンに決まり、映画の製作がスタートし、完成、公開となっていく訳ですが、結果は皆さんもご存じのとおりでアカデミー賞も「作品賞」「監督賞」「編集賞」などを受賞することになった訳です。

自ら創りあげたキャラクターを自らが演じて本当にアメリカン・ドリームを叶えてしまった訳です。そして「ロッキー」はシリーズ化されて「ロッキー・ザ・ファイナル」まで6本、その後「クリード」というスピンオフが2本あり、2020年の夏現在のところ、スタローンは計8本で「ロッキー」という役を演じています。スタローンはその後「ランボー」というキャラクターとも出会い、二つの有名キャラを演じ続けています。70年代、80年代に肩を並べていたアクションスターのシュワルツェネッガーやブルース・ウィリスもシュワちゃんは「ターミネーター」があり、ブルース・ウィリスは「ダイハード」がありますが、スタローンは他にも「エクスペンダブルズ」や「大脱出」というシリーズにも参加しているので、そのバイタリティたるや恐ろしく強いものがあります。

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最近聞かなくなった言葉「アメリカンドリーム」「ジャパニーズドリーム」。上はGerd AltmannによるPixabayからの画像

の「ロッキー」という作品に参加してアメリカン・ドリームを体現した人物が実はもう一人いると私は思っているのですが、皆さん、誰だかお分かりになりますか?上の〇〇・〇〇〇〇に人名を当てはめてみてください。誰でしょう?ハイ、答えは「ビル・コンティ」です。そうです、ロッキーのテーマ曲「GONNA FLY NOW」を作曲した人物です。今ではあの曲を知らない人はいないと言っていいくらい世界的に有名な曲になってしまいました。

ビル・コンティ氏は「ロッキー」の前に「ハリーとトント」という映画音楽を担当していますが「ロッキー」が大ヒットとなる以前はスタローンと同様に経済的に楽ではなかったようです。打ち合わせの為に映画のスタジオに行くにも車が買えなかったので自転車で市内を走り回っていたのだそうです。

これはビル・コンティ氏がYouTubeのインタビューで語っていたことなのですが「ロッキー」が公開された時、彼はテレビの仕事でドイツに行っていたのだそうです。ドイツに滞在していた期間中に「ロッキー」がアメリカで公開されて中々調子が良いという情報は耳に入ってはいたようなのですが、アメリカに帰ってきてみたらッキーのテーマ曲「GONNA FLY NOW」という曲がとんでもない盛りあがりをみせていることを知ったそうで、またそれ以後の世間の自分に対する「Reputation(評判、名声)」が別のレベルに跳ね上がったことを実感したのだそうです。ですから私は彼もスタローン同様にアメリカン・ドリームの体現者だと思うのです。

この曲はアカデミー賞歌曲賞にノミネートされましたが、残念ながら受賞はしませんでした。その時、同時にノミネートされた5作品・曲は以下になります。「ロッキーのテーマ」が取ってもよかったと思うのですが・・・。

①「スター誕生、スター誕生の愛のテーマ」 

②「オーメン、アヴェ・サタニ」

③「Half a house、A World That Never Was」   

④「ロッキー、ロッキーのテーマ」

⑤「ピンク・パンサー3、カム・トゥ・ミー」

結局、「スター誕生、スター誕生の愛のテーマ」の受賞となりました。

この「ロッキー」の一作目のサントラは”出色の出来栄え”だと思います。一人静かに夜更けにヘッドフォンをしながら、このサントラアルバムを聴き直してみてください。奥様や旦那さんから邪魔が入らない時間帯に。一人静かにじっくりと。あの日見た映画の感動が蘇ってくるとともに、映画を観た当時のご自身の風景も鮮やかに蘇ってきて、もしかする自然と涙が出てきてしまうかもしれません。そして、「よくぞ、これらを曲を作曲をしてくれましたね、ビル・コンティさん。」と彼に感謝したくなりますよ!

ouTubeで 監督のジョン・G・アビルドセンのインタビューを見た時、彼は「映画は音楽が大切なのだ。」と語っていました。だから彼はこの低予算映画のその少ない予算額の約4分の1を音楽の為に費やしたのです。ビル・コンティに対しては「この中であなたのギャラやオーケストラに支払う額などすべてあなたが決めて進めてほしい。」と 言って音楽関係はその全てをビル・コンティに任せたのだそうです。

若い方で何かにチャレンジしようと思っている方、また若い時に「ロッキー」を見てはいるけれど、最近なんとなく行き詰っているなぁなどと感じているあなた。「ロッキー」のパート1を素に戻ってもう一度鑑賞してみてはいかがでしょうか?チャレンジすること、無心に一心不乱に物事に打ち込むことの素晴らしさ、それこそが人生の醍醐味だと思い出させてくれるに違いありません。

つづく

フィラデルフィアについて書くつもりが、結局「ロッキー」と「ビル・コンティ」になってしまいました。次回は「CHICAGO/シカゴ」について書いてみようと思います。